RIGとはキャラクターアニメーション用のスケルトン・骨格構造のシステムのこと言います。
今回、人間キャラクタへのモーション付けはすべて手付けで行います。単にモーションキャプチャーのデータが無いし、取れないという面もありますが、手付けモーションの方がより強調されたモーション
やアニメーション的な表現が広がるのではないかと考えた為でもあります。
RIGさえ使いよければモーションキャプチャーが使えないような小規模なグループでも、ムービーが作成可能になるはずです。人間のモーション付けをするにあたって「使いやすいRIGを構築する」ことが最重要項目となりました。
ここでは、現在入手可能なRIGを調査し評価を行いました。
このRegはLightWaveのサンプルに含まれるRIGです、Expressionの解説用に マニュアルに詳しく構成が記述されています。最大の特徴は重心のコントロールを自動 で行ってくれるPREV回りのExpressionにあります。
Auto Character Setup3bは、Lukasz "Pazur" Pazera氏により考案された、キャラクターアニメーション作成用のRIGです。比較的にシンプルな構成にIK/FKブレンドの機能を追加した構成になっています。
特にLscriptコマンダーを使用したRIGセットアップ自動化機能は非常に有効です。また、足の機能に関してもAdvancedCharacterに引けを取らない機能を持っています。
上記の考察の結果、今回はシステム構築の行いやすさや破綻の起き難いRIGである、AutoCharacterSetup3bをメインにモーションを作成して行くことにしました。
AutoCharacterSetup3bのページは
「www.pazur.3d.pl/AutoCharSetup/ACS3_Download.htm」
無断リンク(リンクしてませんが...)なのでどきどきです(英語が....だれか代筆してくれる人いませんかね。(-_-;) )。
こぴぺして飛んでください。
PS.このほかにも「CGTalk」にはいくつかのRigが公開されています。興味のある方は調べて見てください。
CG Talk(英語) http://www.cgtalk.com/
AutoCharacterSetupは最新版が4になり、シェアウェアになっています。4になって大きく変わったのが WeightMapを必要としない骨構造です。現在、Weght関係のツールを使うと骨の順番が崩れてAutoCharacterSetup がうまく動作しません。このためWeightMapに依存しないのは非常に助かります。ただし、現在バージョンの骨は IK/FKBlending機能がありません。この機能はNinjaRIGと呼ばれる新バージョンの骨に追加される予定になっています。