簡単に歩行モーションを実現する

LightWaveで行うキャラクターアニメーション

 キャラスタのフットステップを見て悔しい思いをしたことが ありませんか?私はあります。(^_^;)

 LightWaveユーザにとってキャラクタアニメーションは悪夢でした。ただ 歩くモーションをつけるのに丸一日悪戦苦闘した挙句に投げ出したものです。
 しかし、いまやそれも過去形になったのです。ここではACS3bとLScriptを使って 簡単に歩行モーションをつける方法を紹介します。

ステップ1 モーションベースの用意

用意するもの(2003/06/24 最新版になったのでここからダウンロードしてください。CrateWalkCycleは削除しました。)

   AutoCharactorSetup3b(ACS3b)     キャラクタRIG(Googleで”Auto Character Setup 3”で検索するとヒットします(^_^;) )
   LScript SaveLocalRot/LoadLocalRot  骨のLocalRotationをLoad/Saveするツール スクリプトは開発中のものの為、バックアップ等を行ってから実行してください。
   LScript CrateWalkCycle          歩行モーションを作成するツール。歩行モーションにあわせてキーを打ち、接地区間をリニア化するだけのツール。 

 まず最初にACS3bのセットアップを行います。Googleで”Auto Character Setup 3”で検索を かけてください。日本語のページが見つかると思いますのでそのページに従いACS3bのセットアップを行います。注意すべき点は、「自動キー」と「その場でペアレント」をはずして からLScriptCommaderを実行することです。また、IKBlenderACSプラグインのインストールも済ませておく必要があります。  

 今回の設定では上半身はFKを下半身はIKを使いますのでFK/IKモデルをセットアップして ください。

ステップ2 ポーズを用意

 セットアップが終了したら。まずは上半身のポージングです。上半身(下半身につけても かまわない)に歩いているポーズをつけましょう。

 まずは右手前のポーズをつけます。 ここでLScript「SaveLocalRot」を行いポーズのLocalRotを保存します。

 次は左前のポースを付け保存しておきましょう。注意する点としてはセーブされるのは選択中のItem以下に含まれるBoneのみになっています。ここではBoloV3:Meshなどを選択してからLScriptを実行してください。

 

ステップ2 スクリプトでステップを生成する

 一旦シーンを破棄して、元のファイルを読み込みます。  

 まず、R_FtCtrlに対してCrateWalkCycleをかけます。  

 今回は比較的ゆっくり歩くので  

   Loop  10(フレーム)   
   Height 150mm   
   Width  1.0m   
   Sift   0  

 にしました。

 同じ様にL_FtCtrlに対してもCrateWalkCycleを実行します。このとき Sift1/2を指定してください。

 これで足先のモーションのアタリを作成できました。

 後はRootを足にあわせて0、60 フレームにキーを打ちます。CrateWalkCycleでは 最初に半歩踏み出してから歩行サイクルに入る仕組みになっています。このため最初の腰 の動きを多少調節してください。

ステップ3 組み合わせる

 上半身のモーションは非常に簡単です。足の動きをみてよさそうなところでSaveLocalRotで保存したポーズをLoadLocalRotで適応するだけです。

 タイムスライダを動かしながら交互にポーズを適応してください。LoadLocalRotはリフレッシュされないときがあります。この場合はタイムスライダを動かして適応されているか確認してください。

 最後にR_FtTipGoal/L_FtTipGoalのピッチ回転を使って足先の動きに違和感が少なくなるように 化粧をします。

完成

 出来たムービーがこちら(2003/06/27 削除)です。モデルが太っちょさんなので足を引きずる様にしてみました。 また手は予めいくつかのポーズをSaveLocalRotで保存しておいて適当なところにポーズを適応 してみました。  

  

 

まだ硬さや不自然な動きは残っていますが、以前のものに比べて格段に簡単になっていると思います。

 

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