IKとFKの融合

 前章で挙げた、FK/IKの利点と欠点をもう一度示すと

利点

IK FK
手首足首を決められた位置にすばやく移動出来る。   フリッピングを抑えることが出来る。
モーション中、手首足首の位置を固定できる。 親と同期して動く
直線的な動き 円弧的な動き

 

欠点

IK FK
フィリッピングが起きやすい。 World座標上の決められた位置に移動するのは訓練を必要とする。
親と同期して動かすことがやりにくい。 モーション中、手首足首の位置を固定しにくい。

となります。これらのことからもっとも効率的なオペレーションは以下の様になります。

  1. ポーズ付けはIKで行なう。ただし、必要があればFKも使用できる。
  2. 直線的なモーション再生はIKで行なう。
  3. 円弧的なモーション再生はFKで行なう。
  4. フリップが発生する場合FKを使用するかもしくはIK/FKブレンドによって対応する。

IKとFKを自由に変更するためには

 IK->FK

 FK->IK

変換が必須になります。今回、ACS3bでこれらの機能を実現するために以下のプラグイン&LScriptを作成しました。

 

これがAsc3b Toolsです。

 

このツールの特徴は

  1. IK<->FKの相互変換
  2. ポーズの保存/読み込み
  3. ポーズのコピー/ペースト
  4. ポーズの左右逆転

が挙げられます。

 

このツールを使って作られたもモーションの例です。

●Gifアニメーションあまりにも重いので別ページにしました。) 

    リンク1 (2003/07/01〜2003/08/01)

   リンク2 (2003/08/01〜現在)

●ムービー

 容量不足の為削除しました。(2003/10/01)

現在はAcs3bに特化していますが多少の修正で他の骨にも適応可能です。もし、ご要望がありましたらBBS等に書き込んでください。

 

 

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