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コピー(ATCopyPose)/連続コピー(ATPastePoseAgv)を使うと簡単でかつクオリティの高い歩行サイクルを作成することが可能です。
準備段階としてAutomatonを使用してIK/FKモデルを用意します。
IK/FKモデルに足を踏み出した状態のポーズをつけます。
Tips! 良い歩行サイクルを作るには
1)両足の接地点が体の中心からちょうど対称になるようにします。この部分がずれていると一定速度で歩くことが出来ません。
2)左右の足が中心に乗るようにします。足が離れすぎていると腰を振るようなモーションになったり、重心の存在しない変なモーションになりがちです。
3)前になっている足はつま先を上げ、後になっている足はかかとを上げるとカッコいいポーズになります。
ATCopyPoseを実行し、その後ATPastePoseAgvを実行します。
ATPastePoseAgvカレントのポーズを複数回、繰り返してペーストすることが可能です。
このツールの機能として反転/正転を繰り返すWalkCycleモードがあります。歩行サイクルを生成する場合はこれを有効にしてペーストを行います。
Tips! 良い歩行サイクルを作るには2
1)軸足(前から後ろに動く足の方)のモーションが直線状になっているか確認しましょう。これが直線になっていないと軸足ぶれることになります。0フレーム目のモーションを修正し、ATCopyPose/ATPastePoseAgvを実行すればOKです。
中間のフレームへ移動しポーズを修正します。
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Tips! 良い歩行サイクルを作るには3
1)このときATIKtoFKでIKを焼き込み、IKCtrl(lower)で上半身をFKモードにしましょう。これで腰の高さを上げても腕の形が変わりません。
腰修正後はATFktoIKでFKにIKコントローラを粘着しIKCtrl(delete、もしくはbody)でIKを有効になるようにしてください。
ATCopyPoseを実行し、その後ATPastePoseAgvを実行します。
前回の値が保存されていますので、そのままコピーすることが出来ます。
Tips! 良い歩行サイクルを作るには3
1)ある程度慣れてきたら、腰や背骨のバンクを動かして見ましょう。より滑らかで女性的な歩行モーションが作成できます。
完成した歩行サイクルは以下のようになります。
このような周期的なモーションの際、ATCopyPose/ATPastePoseAgvの組み合わせは非常に有効です。修正するポーズフレームを最小限に抑えられるのでクオリティを上げやすくなります。
また、Loopが作り易いのも特徴の一つです。通常Loopモーションを作る場合キーの連続性を考えながらグラフエディタでTCBを修正する必要があります。しかし、この方法を使えばコピー回数を増やし、真ん中の部分のみ使用すれば自然にキーの連続性が保たれLoopモーションが作成出来できるのです。