目安針はキーフレーム上に矢印を表示させるCustomObject LScriptです。
単純に位置を示すだけのCustomObjectですが以下のような使用方法があります。
1)足踏み状態で作ったモーションをWorld座標上で歩かせる場合。
足の位置に目安針をおきます。キーが複数あった場合、複数の矢印を 表示します。
左図は目安針を置いて歩行モーションを調整している様子です。
2)肘などがFlipするのをキーで止める。
停止したい位置に目安針を打ち、それを基準にキーを構成していきます。
ダウンロード meyasu.lzh
インストールは以下の方法で行なってください。
meyasuはプロパティとして以下の項目を変更することが出来ます。
現在、meyasu.lsはRotaion/Scaleや親子関係に対応していません。
必ず新しいNULLを 作成しそれにmeyasu.lsを適応する様にしてください。
また、かなりの頻度で書き直し命令が入るので、設定後は消去した方がシーンの表示が 早くなります。
このソフトを使用した事で生じた損害などに対して、いっさい責任は持てません。 要望やバグがある場合は以下のアドレスまでメールしてください。
Copyright Noboru Fujiyama 2003/08/19
e-mail : noboyama@yk.rim.or.jp
homepage : http://www.yk.rim.or.jp/~noboyama/
これ以降はスクリプト内部の構造の解説です。カスタマイズの必要がない方やスクリプト作成に興味のない方は読む必要はありません。
このスクリプトはarrow.lsを改良して作ったものです。ほとんど、arrow.lsと変わりません。唯一違うのがloop_keys()によってキーフレームを取得しているところです。このCustomObjectでは書き直し命令がくると、プラグインがせっていされるオブジェクトのキーフレームを検索します。キーフレームに"Position.X"が設定されいれば、キーが打ってあるとみなして、その位置を記憶します。
最後に記憶された位置を、カレントフレームの位置からの相対座標に変換して出力します。現在のバージョンではこの変換を平行移動成分しか考慮していないため「特記事項」のような制約が生まれます。完全な座標変換を行なわなかったのは速度面で問題が大きかったためです。